つばめタクシーが保育園開設 ~待機児童解消への助成金が背景~

名古屋業界大手のつばめ自動車は2017年3月、「あんしんキッズ保育園」を本社に隣接する第2栄ビルに開設しました。
深刻な乗務員不足の現状に対する雇用確保策と同時に待機児童解消の社会的な貢献を担う保育園の開設は、今後タクシー業界に拡散していくものとみられます。
内閣府の助成制度を活用した、つばめ自動車の企業主導型保育所の開設は、タクシー関係では全国でも第一陣となる取り組みなのです。
企業内保育所の規模は、最初は基本的に12~19人の定員で開設。

 

今回の内閣府の企業主導型保育所に関する助成制度は、安倍内閣の第二の矢である一億総活躍社会の「夢をつむぐ子育て支援」によるものであり、待機児童解消加速化プランに基づくものです。助成金については大盤振る舞いといえるものとなっています。
そのため企業内保育所を開設しようとするタクシー事業者などの経費負担はかなり抑えられることになると思います。

 

企業内保育所を運営しているタクシー会社で働くメリットは、女性だけでなく子育て中の男性に対しても打ち出せるということです。保育所の設置というと女性乗務員の確保ばかりに目が行きますが、若い子育て中の男性を労働者としてタクシー会社が確保していくことにも効果があるということです。
また、タクシー会社で夜日勤で働く男性乗務員はいますが、昼日勤で働いてくれる人がいないという場合に、子育て中のお母さんに例えば、6時間だけタクシーに乗務してもらい、その間は自社の保育園でお子さんを預かるということも可能になります。
このように、乗務員不足解消にも企業内保育所が大きく役立つということになります。
お子さんのお預かり時間は11時間の開所が多いです。隔日勤務も制度的には可能になります。

 

「あんしんキッズ保育園」のような保育所があるタクシー会社の普及によって、タクシー事業が夢と希望の端緒を手にして、従来のネガティブイメージを払拭させ、社会的に評価される事業へ発展していくことを願っています。